ネオジム磁石

ネオジム磁石の特長

ネオジウム(Nd)、鉄(Fe)、ホウ素(B)を主成分とし、現有する磁石の中で最も高い磁気特性を持つのがネオジム磁石です。
ネオジム磁石は希土類磁石の代表的磁石で、吸着力が他の磁石に比べて強いのが特徴です。
小型化しても満足できる吸着力を得ることができるので、ダウンサイジングを目的とした需要に十分応えることができます。

 

機械的強度に優れていますが、高温には不向きです。
また、錆びやすい特徴があるので、防錆のためメッキ加工を施します。

ネオジム磁石

こんなところにネオジム磁石

ネオジム磁石は小型で強力な磁力が得られるので、精密機械によく利用されます。
身近な工業製品として、たとえばハードディスクドライバーやスマートフォン、ヘッドフォンの部品として実装されています。

ハードディスクのドライバーでは、電気エネルギーを駆動機構に変換するための部品として使われています。
小さな磁石切片でも大きな磁力があるので、小スペースなのに強くて精緻な駆動力を要求される(ディスクのデータを読み書きする)ハードディスクにネオジム磁石は適正な素材といえます。

スマートフォンやヘッドフォンでは、電気エネルギーを空気振動(音)へ変換する部品として使われています。
いずれも小さな筐体スペースで精密な変換を要求される機械です。
とりわけカナル型ヘッドフォンでは、ネオジム磁石の性能で音質・音量に激しく差が出ます。

ネオジム磁石 使用用途例

温度差による減磁曲線比較

ネオジム磁石 N35
温度差による減磁曲線比較

ネオジム磁石 曲線図1

ネオジム磁石 N35H
温度差による減磁曲線比較

ネオジム磁石 曲線図2

ネオジム磁石 N35SH
温度差による減磁曲線比較

ネオジム磁石 曲線図3

ネオジム磁気特性

素材
グレード
残留磁束密度
(Br)
保磁力
(Hcb)
保磁力
(Hcj)
最大エネルギー積
(BH)max
温度係数
(αBr)
耐熱工作温度
(Working
Temp)
キュリー温度
(Curie
Temp)
kG mT kOe kA/m kOe kA/m MGOe kJ/m3 %/℃ ℃ (H/D =0.7)
35 11.7
~12.2
1170
~1220
10.8
~11.4
860
~907
≧12 ≧955 33
~36
263
~287
-0.12 ≦80 310
42 13.0
~13.6
1300
~1360
11.7
~13.1
931
~1043
≧14 ≧1114 40
~44
318
~350
-0.12 ≦80 310
50 14.0
~14.4
1400
~1440
12.9
~14.1
1026
~1122
≧14 ≧1114 47
~51
374
~406
-0.12 ≦80 310
35H 11.7
~12.2
1170
~1220
10.8
~11.4
860
~907
≧17 ≧1353 33
~36
263
~287
-0.11 ≦120 340
40H 12.7
~13.3
1270
~1330
11.5
~12.9
915
~1027
≧17 ≧1353 38
~42
302
~334
-0.11 ≦120 34

40H以降の素材グレードの諸元は、別途ご相談ください。

当サイトで提示しております数値は、代表値であり、保証値ではありません。より詳細な数値をお知りになりたい場合は、トップページのバナー『磁気計算シミュレーション』をご利用ください。ご利用の環境に則した近似値をご確認いただけます。

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