アクチュエータ(特注品)について
■アクチュエータとは
アクチュエータとは、主に電気エネルギーを運動エネルギーに変換する装置のことで、産業機械やロボットなどの機械装置に使用されます。例えば、液体を流すためにバルブを開閉するソレノイドバルブなどが存在しています。
弊社アクチュエータは、シャフトモーターのようにローレンツ力が発生する電磁アクチュエータです。磁石が組み込まれたシャフト部とコイルが入っている固定部で構成されており、コイルが入っている固定部に電気を流すことでローレンツ力を発生させ、シャフト側が可動します。
一般的に自動車、ロボット、医療機器、航空宇宙、産業機械など、多くの分野で使用されています。弊社では、特に医療機器や産業機械に使われることが多いです。
■使用例
小型バイブレータ、リニア制御アクチュエータ、切り換え機構などに用いられます。
■特徴・特性
磁石とコイルを組み合わせた磁石可動型リニアアクチュエータです。
電磁石の吸引力を利用したソレノイドとは動作原理が異なり、電磁力(ローレンツ力)を利用しています。
電流の切り換えのみで往復動作が可能なため各種用途への応用が可能です。 プッシュ・プル型、自動復帰型、片安定型、双安定型等のカスタマイズが可能です。
•直動型で、直線往復運動をします
•高速駆動、高速応答、省電力で大きな推力が得られます
•条件により100Hz以上の高速動作設計も可能です
•電流値に比例した推力が得られます
•動作時間が長い場合は温度上昇にご注意ください。
•本体温度100℃を超えて長時間ご使用になる場合は、減磁による推力低下が予想されます。
•本体温度が120℃を超えないようにご注意ください。
•粉塵等の多い場所や、湿度の高い場所での使用は避けてください。動作不良の原因となります。
■納品実績品 諸元
P1105R | P1105B | P2008 | P3803 | |
動作タイプ | 片安定型 | 中央安定型 | 自動復帰型 | プッシュプル型 |
用途例 | 高速スイッチ | 振動源 | 高速ストローク/スイッチ | 低速ストローク |
推力定数(N/A) | 2.7 | 1 | 6.5 | 11.9 |
ストローク(mm) | 5 | 1 | 8 | 3.5 |
定格電圧(V) | 6 | 6 | 24 | 4.5 |
コイル抵抗(Ω) | 20 | 20 | 8 | 6.7 |
外寸(mm) | W11×H14×L43 | φ17×L44 | φ20×L102 | φ55×L52 |
自己保持力(N) | 0.6 | – | – | – |
自動復帰力(N) | – | – | 3 | – |
アクチュエータの注文生産をお考えの方は、試作・ご相談など承りますので、下記お問合わせフォームよりお気軽にご連絡ください。ご利用の用途、ご希望の形状・サイズ、数量、ご連絡先などをお知らせください。
お問い合わせ内容を確認の上、「マグテック株式会社」またはSIMOTECグループ「下西技研工業株式会社」担当より速やかにご連絡させていただきます。