お取り扱いのご注意
航空貨物梱包について

航空輸送する際、IATA(International Air Transport Association 国際航空運送協会)基準に則し、漏洩磁束規定に合わせた梱包状態で発送いたします。

磁性体は航空計器に影響を及ぼす恐れがあるため、IATA危険物規則書において規定があります。磁性体に限らず危険性を有する物質はすべて該当規則に準じ輸送されます。
航空輸送の保安上で緊急事態が発生した場合に正しい取り扱いができるよう、どんな内包物が航空機に搭載されたかを把握しておかなければなりません。磁性体は正しく梱包されていれば「危険物ではあるけれども安全に輸送可能な状態」と判定されます。

梱包時の包装物基準

磁石製品を空輸梱包する場合、鉄板等を梱包箱に内蔵し、磁石を囲み、漏洩磁束を磁気遮蔽します。

梱包基準は包装物表面の任意の点から4.6m離れた点の磁界の強さが0.00525 Gauss未満にすることでコンパスの針の振れが2度未満になると判断しています。

IATAの磁性物質に関する危険物定義

磁性物質は航空機のコンパスに影響を与える恐れがあるため、その他の有害物件と定義されています。
UN2807磁性物質(Magnetized material)は第9分類(クラス9)の危険物となります。
IATA危険物規則書の定義によれば、梱包された貨物の表面の任意の点から2.1m離れた点において、0.00525 Gauss以上のものと定義されています。